专利摘要:
この発明は、流体(B,B′)を受けるための少なくとも1つのチャンバ(5,5′)と、少なくとも1つのピストン(7,7′)を含むプランジャユニット(6)と、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段と、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段とを含む分配装置(1)に関する。ロッキング手段およびカウンタロッキング手段は、プランジャユニット(6)の一方向または双方向における移動が実質的に妨げられるロッキング位置(L)にされ得る。捕捉手段およびカウンタ捕捉手段は、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段がロッキング位置(L)にされ得ない係合位置(E)にされ得る。さらに、この発明は、分配装置(1)を含むキット(19)、および分配装置(1)またはキット(19)を動作させる方法に関する。
公开号:JP2011516228A
申请号:JP2011504459
申请日:2009-04-16
公开日:2011-05-26
发明作者:ルッツ,ペーター;レホール,アネミー
申请人:クロス・バイオサージェリー・アクチェンゲゼルシャフト;
IPC主号:A61J3-00
专利说明:

[0001] この発明は、分配装置、分配装置を含むキット、および分配装置を動作させる方法に関する。そのような装置は、少なくとも1つの流体、特に複数の流体を受け、保存し、および排出するために用いられてもよい。いくつかの実施例では、この装置は、排出で直接混合されるべき複数の流体を排出することに対して用いられてもよい。]
背景技術

[0002] シリンジの形態である類似の分配装置がDE1 053 143に示される。この装置は、前端および対向する後端を有する本体と、前端と後端との間にあり流体を受けるためのチャンバとを有する。さらに、この装置は、チャンバにおいて摺動するよう構成されるピストンを含むプランジャを含む。]
[0003] このチャンバは、それを流体リザーバに直接的または間接的に接続し、プランジャを後退させることによって、注入流体を充填され得る。プランジャは、ロッキングレバーの助けをかりて、本体に対してロッキングされ得るいくつかのロッキング歯を含む。これらのロッキング手段およびカウンタロッキング手段で、ロッキング位置が得られてもよく、そこにおいては、プランジャの後端から前端への動きが妨げられ、それにより、流体の排出も妨げられる。このロッキングを解放するためには、ロッキングレバーを起動し、それによってプランジャを再度解放し、それによって流体の排出を可能にする。]
[0004] しかしながら、この文献に開示される装置は、いくつかの不利な点を有する。とりわけ、この装置の動作はかなり複雑である。特に、ロッキングレバーは、プランジャを移動させることになる期間の間中、起動されなければならない。]
[0005] さらに、EP420 126には、ピストンの一方向における移動を妨げる弾性ロッキング停止部と係合可能なロッキング歯を含む血液サンプル除去装置が開示されている。しかしながら、ロッキング歯とロッキング停止部との係合は、装置の正しい動作中には逆転され得ない。その結果、プランジャはチャンバに再挿入され得ず、したがって、入口開口部を介する流体の再排出を妨げる。]
発明が解決しようとする課題

[0006] したがって、この発明の目的は、先行技術の欠点を克服し、特に容易な動作を可能にする分配装置を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0007] この目的は、少なくとも1つのチャンバ、プランジャユニット、ロッキング手段、およびカウンタロッキング手段を含む分配装置によって達成され、この発明に従うと、この装置は捕捉手段およびカウンタ捕捉手段をさらに含む。]
[0008] この分配装置は、DE 1 053 143に記載される装置のようなわずかに1つのチャンバを含んでもよい。しかしながら、好ましくは、この装置は、複数チャンバ分配装置、またはより好ましくは、2チャンバ分配装置である。このような2チャンバ分配装置はたとえばWO2007/131371から公知である。]
[0009] この分配装置は、前端および対向する後端を含む本体を含む。前端と後端の間には、流体を受けるための少なくとも1つのチャンバが配置される。各チャンバは開口部を本体の前端に含み、それは流体入口および/または出口として働く。流体は気体であってもよい。しかしながら、好ましくは、受けられるべき流体は液体である。液体の粘度は、広範囲にわたって、つまりペースト状から液体まで、変動し得る。]
[0010] プランジャユニットは少なくとも1つのピストン含み、各ピストンはチャンバの1つにおいて摺動するよう構成される。好ましくは、ピストンは互いとしっかりと接続される。]
[0011] ロッキング手段およびカウンタロッキング手段はロッキング位置にされ得る。ロッキング位置では、プランジャユニットの一方向または双方向における移動が実質的に妨げられる。それによって、プランジャユニットの本体に関する相対的な固定が達成され、流体のチャンバもしくは複数のチャンバへの注入および/または流体のチャンバもしくは複数のチャンバからの排出が防がれる。そのような固定が望ましいのは、チャンバのうちの少なくとも1つが過剰圧力下または圧力不足にあるときである。]
[0012] この発明に従うと、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段は、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段がロッキング位置にされ得ない係合位置にされ得る。]
[0013] したがって、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段が係合位置にあるとき、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段の係合は、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段により誘導されるロッキングを解放する。かくして、係合位置では、プランジャユニットの本体に関する相対的な移動は、一方向または双方向において制限されない。その結果、プランジャユニットの本体に関する相対的な可動性は、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段の位置により制御され得る。]
[0014] いくつかの実施例では、この装置はいくつかのロッキング手段および/または対応のカウンタロッキング手段を含んでもよく、異なるロッキング手段およびカウンタロッキング手段の組合わせは異なるロッキング位置を規定する。かくして、この装置は選択的にそれらのロッキング位置の1つにされてもよく、それは、プランジャユニットおよび本体の異なる相対的な位置を規定してもよい。]
[0015] 好ましくは、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段は、ロッキング位置のみならず、解放位置にもされ得る。この解放位置では、プランジャユニットの移動は双方向において可能である。さらにより好ましくは、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段の設計は、それらが係合位置にあるときはロッキング手段およびカウンタロッキング手段は解放位置にされ得るように、設計され得る。]
[0016] したがって、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段が係合位置にあるとき、プランジャユニットは双方向に移動され得、それは、プランジャのそれぞれの移動による流体の注入および排出の両方を可能にする。]
[0017] 好ましくは、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段は、係合位置のみならず、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段がロッキング位置にされ得る係合解除位置を得てもよい。]
[0018] その結果、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段が係合解除位置にあるとき、プランジャユニットの一方向または双方向における移動が実質的に妨げられるロッキング位置が得られてもよい。かくして、流体の注入および/または排出が妨げられる。]
[0019] 好ましい実施例では、ロッキング位置において、プランジャユニットの後端から前端への方向における移動が妨げられる。かくして、このロッキング位置が得られると、プランジャの移動は、チャンバの少なくとも1つが圧力不足に晒されるときに妨げられ、流体または複数の流体の当該チャンバからの排出が妨げられる。チャンバにおけるそのような圧力不足が生じ得るのは、流体が、圧力不足を有する流体リザーバに挿入されるときである。]
[0020] 好ましくは、捕捉手段はロッキング手段とは異なり、および/またはカウンタ捕捉手段はカウンタロッキング手段とは異なる。したがって、一方ではロッキング手段およびカウンタロッキング手段によってあたえられ、他方では捕捉手段およびカウンタ捕捉手段によってあたえられる機構は、互いと異なってもよい。]
[0021] まとめると、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段の相対的位置は、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段がロッキング位置にされ得るか否か、つまり、プランジャユニットの移動が一方向において妨げられ得るか否かを決める。したがって、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段が係合位置にあるとき、プランジャユニットは意図せずしてこの装置の本体に対してロッキングされ得ず、それは、流体または複数の流体の注入および/または排出を容易にする。]
[0022] 好ましい実施例では、この装置は、プランジャユニットの移動がこの装置の前端から後端への方向において制限されるように構成される停止手段を含んでもよい。いずれにしても、停止手段はロッキング位置の達成を妨げない。したがって、プランジャユニットは、本体から、ロッキング位置が得られるような程度まで後退させられてもよい。好ましくは、停止手段は、プランジャユニットがこの装置の本体から完全に除去されるのを防ぐ。]
[0023] 好ましい実施例に従うと、停止手段の構成は、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段がロッキング位置にあるとき、プランジャユニットは依然として前端から後端への方向において予め規定された距離だけ可動であるように構成される。]
[0024] この構造のため、流体または複数の流体は、ロッキング位置が得られるまでプランジャユニットを後退させることにより、流体リザーバまたは複数の流体リザーバからこの装置のチャンバまたは複数のチャンバに挿入されてもよい。このロッキング位置から、プランジャユニットは本体からさらに予め規定された距離だけ後退され得、それによって、過剰な流体または複数の流体が一時的にチャンバまたは複数のチャンバに挿入される。これにより、確実に、この装置の開口部、ならびにおそらくは開口部およびリザーバを接続する接続アダプタのダクトは流体で完全に溢れる。プランジャユニットをついで再び解放し、それは、圧力不足のため、ロッキング位置に戻る。]
[0025] 好ましくは、停止手段は第1の停止面および第2の停止面を含む。一実施例では、第1の停止面はプランジャユニットに配置され、第2の停止面は本体、特にこの装置のチャンバの一つの内側に配置される。]
[0026] 好ましい実施例に従うと、ロッキング手段およびカウンタロッキング手段は、係合解除位置では以下の2つの状態が得られてもよいような態様で構成される。つまり、解放位置では、ロッキング手段および/またはカウンタロッキング手段は、張力をかけられた支持要素によって、弾性的に、特に径方向に支持される。ロッキング位置では、支持要素はより少なく張力をかけられる。]
[0027] かくして、係合解除位置では、ロッキング位置は支持要素の張力の解放によって解放位置から得られてもよく、この張力の解放はプランジャユニットの後退中に自動的に生じてもよい。この解放により、ロッキング手段および/またはカウンタロッキング手段は自動的に、特に径方向に移動し得、ロッキング位置が得られる。]
[0028] 好ましくは、ロッキング手段は、少なくとも1つの径方向突起、特に少なくとも1つの径方向に延在する歯を含む。一実施例では、この突起、特に歯は、この装置の本体に構成されるカウンタロッキング手段と係合可能である。]
[0029] 一実施例に従うと、プランジャユニットは捕捉手段およびカウンタ捕捉手段を含む。しかしながら、この装置の本体が捕捉手段および/またはカウンタ捕捉手段を含むことも考えられ得る。]
[0030] 好ましい実施例では、プランジャユニットは支持要素を含む。支持要素は少なくとも1つの保持アームとして設計されてもよい。好ましくは、保持アームは、径方向、特に径方向に可撓性であり、曲げることが可能である。保持アームは、捕捉手段を形成する先端と、カウンタ捕捉手段を形成する保持面とをさらに含んでもよい。好ましくは、プランジャユニット、特に保持アームは、径方向に外方向に延在するたとえば歯のようなロッキング手段を含む。]
[0031] 一実施例では、保持アームはこの装置の長手軸に延在し、プランジャユニットの主要部において、この装置の後端の方向を指すその端部の1つにて固定される。この実施例では、先端は前端の方向を指す。]
[0032] 好ましくは、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段は、内方向に径方向の力をプランジャユニット、特に保持アームにかけることにより、係合解除位置から係合位置にされ得る。係合位置が得られると、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段は、力が取り除かれてもこの位置に残り、それはこの装置の動作を非常に単純化する。]
[0033] 一実施例では、キャビティが、保持アームとプランジャユニットの主要部との間において径方向に形成される。このキャビティは、保持アームを、曲げられた位置で受け得る。]
[0034] ある実施例では、保持アームは、ある時間にわたって、たとえばこの装置の保存中に、曲げられた位置に維持されているとき、材料の疲労のため、その張力を失うかもしれない。したがって、保持アームとプランジャユニットの主要部との間のキャビティは、追加の弾性の支持要素を、部分的または完全に充填されてもよい。追加の弾性の支持要素は追加の張力を維持し得、保持アームおよび突起の追加の径方向の支持をあたえ得る。]
[0035] いくつかの実施例では、この装置は2つ以上の保持アームを含んでもよく、各保持アームは、ロッキング手段として働く少なくとも1つの径方向に延在する歯を含む。かくして、各保持アームは、プランジャユニットおよび本体の異なる相対的な位置を規定する異なるロッキング位置に対応する。]
[0036] さらなる代替例では、保持アームのかわりに、金属ばね部材をプランジャユニットの対応のレセプタクルにクリップし得る。]
[0037] この装置を1つ以上の流体リザーバから1つ以上の流体で充填する間において、空気が意図せずしてこの装置の1つ以上のチャンバに捕捉されるかも知れない。これが生ずるかもしれないのは、たとえば、流体が、最初に空気で満たされるダクトを有するアダプタを介して注入されるときである。この意図されずして捕捉された空気を排出するため、この装置は通常少なくともおおよそ垂直な位置に保持され、プランジャユニットは、空気が開口部を通ってチャンバを出るまで、少なくとも部分的にチャンバに再挿入される。]
[0038] しかしながら、この装置が正確に垂直に保持されないとき、いくつかのチャンバのみにおける空気捕捉が除去されるか、または空気捕捉のほんの一部のみが除去される。この装置の傾斜のために空気捕捉がこのチャンバの開口部の近くにないチャンバでは、流体のみが排出され、空気は排出されない。この問題は、たとえば、WO2007/131371に示される装置で生ずるかもしれない。]
[0039] US4,040,420には、テーパされたノズルと、そのノズルをチャンバに繋ぐオフセットされた円錐状の遷移部とを含む、2チャンバ装置が開示されている。同様の装置がDE20 2006 005 663に開示されている。これら2つの文献に示されるチャンバの形状は、意図しない傾斜中に生ずる空気捕捉の除去を容易にする。しかしながら、そこに示されるこれらの装置は不利であり、なぜならば、チャンバは完全には空にされ得ず、それは流体の無駄を意味する。さらに、チャンバを流体で満たす前に既に、これらのチャンバには空気捕捉がある。]
[0040] したがって、この発明の他のおよび独立した局面によれば、少なくとも1つのピストンの先端面は、開口部を含むそれぞれのチャンバの端面と本質的に相補的である。その結果、流体をチャンバに注入する前に、ピストンが完全に挿入されると、チャンバには空気捕捉は本質的にはない。さらに、ピストンの再挿入による流体の再排出中には、本質的に流体はチャンバには残り得ない。]
[0041] この発明に従うと、チャンバの少なくとも1つ、特にチャンバの少なくとも1つの端面は、その断面が、それぞれの開口部の方向、つまり前端の方向において低減されるように設計される。この装置は、この装置の長手軸に垂直な(仮想の)傾斜軸を呈する。この装置の長手軸は、垂直方向から、2つの対向する(回転)傾斜方向においてこの傾斜軸について傾斜されてもよい。この発明に従うと、この装置は、2つの傾斜方向のうちの少なくとも1つにおいて傾斜させることに対して以下の特性を満たすように臨界傾斜角を呈する。:この装置が臨界傾斜角を超えない傾斜角分だけ傾斜されると、すべてのチャンバは本質的にデッドボリュームを有さない。チャンバが具体的な傾斜角に対して「デッドボリュームを有さない」のは、端面の開口部に近接しない空気捕捉が形成され得ないときである。換言すれば、チャンバが具体的な傾斜角に対してデッドボリュームを有さないとき、すべての考えられ得る空気捕捉はこの開口部近くにあり、したがって、このチャンバに配置されるピストンを移動することによって除去され得る。]
[0042] しかしながら、傾斜角が臨界傾斜角を超え、流体の排出中に維持されるとき、チャンバ内の空気捕捉は、ピストンが完全にチャンバに挿入されるとき、つまりその先端面がチャンバの端面に接するときのみ、開口部を介して逃れ得る。したがって、捕捉された空気は、流体全体が既に開口部を介して排出されているときにのみ逃れ得る。]
[0043] 好ましい実施例では、臨界傾斜角は、少なくとも10°、より好ましくは少なくとも15°、さらにより好ましくは少なくとも20°、最も好ましくは約25°である。]
[0044] さらに、この発明に従うと、開口部は互いに対して近接して配置される。特に、開口部は、それらの長手軸に垂直な面において、互いから、チャンバの内側寸法の合計の1/2より小さい距離を有してもよい。この実施例は、近い位置からの流体の排出を可能にし、したがって、選択肢的な後の流体の混合を容易にし得、それによって、用いられるべき混合アセンブリの必要なサイズを低減する。]
[0045] 一実施例では、少なくとも1つのチャンバの端面は本質的に平面である。好ましくは、すべてのチャンバの端面は、本質的に平面である。平面端面の少なくとも1つは、装置の長手軸に垂直な面に関してある角度だけ傾斜される。それらの面の傾斜は、この装置が直立位置にあるとき開口部がその面の頂部に近接するように傾斜される。ここで、この装置が直立位置にあるのは、その長手軸が垂直であり前端が上方向に向けられるときである。好ましくは、この角度は少なくとも10°、より好ましくは少なくとも15°、さらにより好ましくは少なくとも20°、最も好ましくは約25°である。これらの実施例では、この角度はこの装置の臨界傾斜角に対応する。]
[0046] この装置は、いくつかの傾斜方向のうちの任意の傾斜方向における、臨界傾斜角を超える任意の傾斜角に対し、すべてのチャンバは本質的にデッドボリュームを有さないように、これらの傾斜方向を呈することが考えられ得る。たとえば、この装置は、両方の対向する傾斜方向において、傾斜軸について傾斜可能であってもよい。]
[0047] この発明のさらなる局面は、マルチプル接続アダプタ、特にダブル接続アダプタに向けられる。そのようなマルチプル接続アダプタは、複数チャンバ分配装置の少なくとも2つの開口部の各々を、それぞれの流体リザーバに、同時に、間接的に接続することに対して用いられ得る。さらに、それは、流体リザーバに含まれる流体を、この装置のそれぞれのチャンバに、開口部を介して同時に運ぶことに対して用いられ得る。複数チャンバ分配装置は、ここに記載される特性の一部またはすべてを有してもよい。]
[0048] この発明に従うと、マルチプル接続アダプタは少なくとも2つのダクトを含む。各ダクトの第1の端部は、それぞれの、装置に面する開口部に開口し、それは、この装置のそれぞれの開口部に接続可能であるかまたは接続される。さらに、各ダクトのそれぞれの第1の端部に対向する各ダクトの第2の端部は、それぞれの、リザーバに面する開口部に開口し、それは、それぞれの流体リザーバに接続可能であるかまたは接続される。]
[0049] 好ましくは、アタプタのダクトの第1の端部は、この装置の開口部に適合される。いくつかの実施例では、ダクトの第1の端部は円錐形であり、この装置の開口部も円錐形である。これは、アタプタとこの装置との接続を容易にする。]
[0050] いくつかの実施例では、アタプタのダクトの第2の端部は、雄または雌Luerロックコネクタである。ある実施例では、1つの第2の端部は雄Luerロックコネクタであってもよく、他の第2の端部は雌Luerロックコネクタであってもよい。]
[0051] いくつかの実施例では、第1の端部は同一であってもよい。他の実施例では、それらは互いと異なっていてもよい。]
[0052] さらに、アダプタの第1の端部の少なくとも1つおよび/または第2の端部の少なくとも1つは、コード化されたコネクタであってもよい。たとえば、それらは、コネクタの混乱を避けるよう、視覚的または形状的にコード化されてもよい。同じ目的で、この分配装置の開口部および/またはリザーバコネクタもコード化されてもよい。]
[0053] この発明のさらなる局面は、この発明に従う装置および以下の構成要素のうちの少なくとも1つを含むキットに関する。]
[0054] このキットは、マルチプル接続アダプタ、特に上に記載されるマルチプル接続アダプタを含んでもよい。]
[0055] さらに、このキットは、チャンバから排出される流体を混合するための混合アセンブリを含んでもよい。加えて、このキットは、チャンバから排出されるべき流体を噴霧するための噴霧アセンブリを含んでもよい。そのような混合アセンブリおよび噴霧アセンブリは、たとえば、WO2007/131371に記載されている。]
[0056] この発明のさらなる局面は、この発明に従う、装置またはその装置を含むキットを動作させる方法に関する。この方法は、以下のステップを含む:
i)少なくとも1つの流体リザーバを設けるステップを含み、流体リザーバの少なくとも1つは流体を含み、方法はさらに、
ii)装置の各チャンバの開口部を、それぞれの流体リザーバと、特にマルチプル接続アダプタによって、直接的または間接的に接続するステップと、
iii)装置のピストンまたは複数のピストンをチャンバまたは複数のチャンバから少なくとも部分的に後退させるステップと、
iv)ロッキング手段およびカウンタロッキング手段にロッキング位置を得させるステップと、
v)開口部をそれぞれの流体リザーバから接続解除するステップと、
vi)捕捉手段およびカウンタ捕捉手段を、特に片手の動作で、係合解除位置にするステップと、
vii)ピストンをチャンバに少なくとも部分的に挿入し、それによって、流体を、特に混合アセンブリおよび/または噴霧アセンブリを介して排出するステップとを含む。]
[0057] 好ましくは、ステップi)の前に、この装置は、ピストンがチャンバに本質的に完全に挿入される状態においてあたえられる。代替的に、この装置は、この状態にされてもよい。]
[0058] 好ましくは、ステップiv)とv)との間において、特にプランジャユニットがこの分配装置の前端から後端への方向においてさらに後退可能ではない位置に停止手段がなるまで、ピストンまたは複数のピストンはさらに後退させられ、ピストンまたは複数のピストンは、ついで、特に歯および後面が接するまで、再挿入される。これらの選択肢的な追加のステップを行なうことにより、チャンバまたは複数のチャンバに含まれる流体の量が調整され得、考えられ得る空気捕捉がチャンバまたは複数のチャンバから除去され得る。]
[0059] この発明に従う分配装置は、さらに、上記の方法とは異なる方法で用いられてもよい。たとえば、この分配装置の1つのチャンバが既に満たされているとき、別のチャンバを、2つの開口部を有する僅か1つのダクトを含む単一の接続アダプタの助けを借りて充填してもよい。さらに、血液などの液体を吸引するために、針を、この分配装置の開口部の1つに、たとえばLuerコネクタの助けを借りて接続してもよい。これらの方法では、チャンバのたった一つのみがリザーバから充填されており、プランジャユニットは、別々に可動であるが、ともに可動であるよう接続可能な2つのピストンを含まなければならない。]
[0060] この発明を、より詳細に、非限定的な例および図面によって説明する。]
図面の簡単な説明

[0061] 同時の解放位置および係合解除位置における、この発明に従う第1の分配装置を示す。
同時のロッキング位置および係合解除位置における図1の分配装置を示す。
第1の停止面および第2の停止面が接触状態である、同時のロッキング位置および係合解除位置における図1の分配装置を示す。
同時の解放位置および係合位置における図1の分配装置を示す。
充填流体および空気捕捉を伴う、異なる傾斜角での図1の分配装置の一部を示す。
充填流体および空気捕捉を伴う、異なる傾斜角での図1の分配装置の一部を示す。
充填流体および空気捕捉を伴う、異なる傾斜角での図1の分配装置の一部を示す。
分配装置および接続アダプタを含む、この発明に従う第1のキットを示す。
分配装置、混合装置、および噴霧装置を含む、この発明に従う第1のキットを示す。
同時の解放位置および係合解除位置における第2の分配装置、接続アダプタ、ならびに2つの流体リザーバを含む、この発明に従う第2のキットを示す。
図8に示されるキットの接続アダプタを示す。
第2の分配装置が同時の解放位置および係合解除位置にある、図8の第2のキットを示す。
図10に示される保持アームの先端の詳細図である。
第2の分配装置は同時のロッキング位置および係合解除位置にあり、保持アームの歯は装置の後面とは接していない、図8の第2のキットを示す。
第2の分配装置は同時のロッキング位置および係合解除位置にあり、保持アームの歯は装置の後面とは接していない、図8の第2のキットを示す。
図12に示される保持アームの先端の詳細図である。
分配装置は同時の係合位置および解放位置にある、図8の第2の分配装置および混合装置を示す。
図13に示される保持アームの先端の詳細図である。
分配装置は同時の係合位置および解放位置にあり、プランジャユニットはチャンバに挿入される、図8の第2の分配装置および混合装置を示す。] 図1 図10 図12 図13 図8
実施例

[0062] 図1〜図4に示される分配装置1は、前端3および対向する後端4を含む本体2を有する。本体2は前端3と後端4との間に流体を受けるための2つのチャンバ5,5′を含む。チャンバ5,5′は85mmの長さを有する。両方のチャンバ5,5′は円形の断面を有し、第1のチャンバ5の断面は第2のチャンバ5′の断面よりも大きい。断面の比は、たとえば、1:1、4:1または10:1であってもよい。特に、断面は10/11cm2および1/11cm2であってもよい。図面は尺度決めされないことに注意されたい。チャンバ5,5′の各々は前端3に開口部17,17′を有し、それは、流体入口および/または出口として働く。装置1は、さらに、2つのピストン7,7′を含むプランジャユニット6を含み、各ピストンはチャンバ5,5′の1つにおいて摺動するように構成される。両方のピストン7,7′は互いに対してしっかりと接続される。特に、ピストン7,7′を含むプランジャユニット6全体は一体部品でもよい。各ピストン7,7′はそれぞれのOリング29,29′を担持し、それらはチャンバ5,5′を封止するよう働く。] 図1 図2 図3 図4
[0063] プランジャユニット6は保持アーム13を含み、それは、装置1の長手軸において延在し、プランジャユニット6の主要部26において、後端4の方向を指すその端部にて固定される。保持アーム13は、前端3の方向を指す先端14を含む。先端14は、この発明に従う捕捉手段を形成する。保持アーム13とプランジャユニット6の主要部26との間において径方向に、キャビティ25が形成される。さらに、プランジャユニット6は保持面15を含み、それは、カウンタ捕捉手段を形成する。加えて、保持アーム13は、径方向に延在する歯12の形態をとる突起を含み、それは、この発明に従うロッキング手段を形成する。]
[0064] さらに、プランジャユニット6は第1の停止面27を含み、第1のチャンバ5は第2の停止面28を含む。第1の停止面27はカム30の表面の一部として形成される。カム30の対向面31は、装置1の組立てを可能にするよう面取りされる。第1の停止面27および第2の停止面28は、装置1の前端3から後端4への方向におけるプランジャユニット6の移動を制限する停止手段を形成する。特に、第1の停止面27および第2の停止面28は、装置1の本体2からのプランジャユニット6の完全な除去を防ぐよう構成される。装置1は第1の停止面27を含む1つより多いカム30を含んでもよいことは明らかである。さらに、カム30は、装置1の長手軸Aのまわりにおいて任意の角度で配置されてもよい。特に、カム30の少なくとも1つを、長手軸Aおよび保持アーム13により規定される面の外、つまり図1〜図4における図の面の外に配置してもよい。] 図1 図2 図3 図4
[0065] 本体2および/またはピストン7,7′を含むプランジャユニット6はプラスチック材料からなるかまたはプラスチック材料を含む。それらは、たとえば、注入成形によって製造され得る。一実施例では、ピストン7,7′および保持アーム14を含むプランジャユニット6は、一体部品として注入成形されてもよい。特定の実施例では、プランジャユニット6は、ガラス繊維で強化されたプラスチック材料から形成されてもよい。]
[0066] 図1に示される状態では、保持アーム13の先端14は、保持面15の径方向に外方向に向けられる側にある。したがって、保持アーム13に配置される歯12は、第1のチャンバ5の内側面に接する。歯12と第1のチャンバ5の内側壁との接触のため、保持アーム13は曲げられる。したがって、歯12は、第1のチャンバ5の内側面に対して、弾性的に径方向に支持される。先端14および保持面15は係合解除位置Dにあり、それはロッキング位置を可能にする(図2および下の対応の記載を参照)。しかしながら、歯12と第1のチャンバ5の内側面との接触は、両方の方向におけるプランジャユニット6の移動を大きく妨げはせず、したがって、図1において、解放位置Rが存在する。] 図1 図2
[0067] プランジャユニット6を本体2から或る程度後退させると、歯12は本体2の後面9の後ろで留まり、それによって、後面9はカウンタロッキング手段を形成する。歯12の外方向に径方向の移動は、保持アーム13の張力の解放によって自動的に開始される。したがって、保持アーム13は支持要素として機能する。図2に示される状態では、歯12および後面9は、ロッキング位置Lにおいて係合され、そこにおいては、プランジャユニット6の後端4から前端3への方向における移動は妨げられる。したがって、チャンバ5,5′内が圧力不足であっても、ピストン7,7′はチャンバ5,5′内に引き戻され得ない。図2からわかるように、第1の停止面27および第2の停止面28の構成は、ロッキング位置Lの達成を妨げない。] 図2
[0068] 或る実施例では、保持アーム13は、図1に示されるように曲げられた位置に維持されているとき、材料の疲労のため、その張力を失うかもしれない。この疲労は、図2に示されるロッキング位置Lへの移動を妨げるかもしれない。したがって、キャビティ25は、図には示されてはいないが、追加の弾性の支持要素で部分的または完全に充填されてもよい。追加の弾性の支持要素は追加の張力を維持し得、それによって、上記の疲労の問題を取り除く。好ましくは、追加の弾性の支持要素は、弾性パッド、たとえばシリコーンパッドなど、またはばねである。] 図1 図2
[0069] ロッキング位置Lが図2に示されるように得られるときでも、先端14および保持面15の係合解除位置Dは、依然として維持される。] 図2
[0070] 図2に従うロッキング位置(L)から、プランジャユニット6は、前端3から後端4への方向において、第1の停止面27および第2の停止面28が接触するまでさらに移動され得、図3に示される位置を得る。第1の停止面27および第2の停止面28の構成は、プランジャユニット6がさらに後退可能な距離を決める。] 図2 図3
[0071] さらに、保持アーム13の第1の停止面27および第2の停止面28に関する寸法決めおよび構成は、その先端14が第1のチャンバ5を出ないようになされ、プランジャユニット6の挿入が後のステップで行なわれることを容易にする(以下を参照)。]
[0072] 内方向に径方向の力Fを保持アーム13にかけることにより、後者は径方向に内方向に押されてさらにキャビティ25に入る。その結果、先端14は保持面15の後ろで留まり、それによって、係合位置Eが先端14と保持面15との間に得られる(図4参照)。この力Fは一本の指でかけられてもよく、それは動作を非常に容易にする。] 図4
[0073] いったん係合位置Eが得られると、歯12は本体2の後面9に接触し得ず、ロッキング位置はもはや得られ得ない。したがって、たとえオペレータの指が外され、それによって、力Fも取り除かれても、係合位置は維持され、それは動作をさらに単純化する。]
[0074] このようにして得られる係合位置Eでは、プランジャユニット6は再び、両方向に可動であり(ただし、第1の停止面27および第2の停止面28によって制限が引き起こされる)、解放位置Rが再び得られ維持される。この解放位置Rでは、プランジャユニット6は再び本体2に再挿入されてもよく、図4に示される状態が得られ得る。図4に示されるこの状態では、歯12は第1のチャンバ5の内側面と接していない。] 図4
[0075] 結果、係合位置Eでは、ロッキング手段を形成する歯12およびカウンタロッキング手段を形成する後面9はロッキング位置Lにされ得ず、なぜならば、捕捉手段を形成する保持アーム13の先端14およびカウンタ捕捉手段を形成する保持面15は互いに係合されるからである。]
[0076] 図1〜図4および5a〜図5cに示されるように、第1のチャンバ5の端面16は、装置1の長手軸Aに垂直な面から傾斜される。したがって、第1のチャンバ5の断面は、開口部17の方向、つまり前端3の方向において低減される。第2のチャンバ5′の端面16′は長手軸Aに対して垂直である。両方の端面16,16′は、本質的に平面であり、開口部17,17′に近接している。開口部17,17′は互いに近接して配置され、したがって、開口部17,17′間の距離は、図面の面において、チャンバ5,5′の内側寸法の合計の1/2より小さい。特定の実施例では、開口部の中心間の距離は、3.2mmまたは4mmであってもよい。これは、互いに近い位置での流体の排出を可能にし、したがって、特に比較的小さい混合アセンブリによる、選択肢的な後の流体の混合を容易にする。] 図1 図2 図3 図4 図5c
[0077] ピストン7,7′の先端面18は、それぞれのチャンバ5,5′の端面16に対して相補的である。したがって、流体をチャンバ5,5′に注入するに先立って、ピストン7,7′を完全に挿入すると、チャンバ5,5′における空気捕捉は本質的にない。さらに、開口部17,17′を介した流体の再排出中において、ピストン7,7′を再挿入することにより、流体はチャンバ5,5′において本質的に残り得ない。]
[0078] 端面16の傾斜の目的を図5a〜図5cに示す。2つのチャンバ5,5′の各々は、液体B,B′および空気捕捉T,T′を含む。空気捕捉T,T′は、接続アダプタにおける空気封入からきてもよい(図6および関連の記載を参照)。図5aでは、装置1の長手軸Aは、垂直軸Vから、傾斜方向Cにおいて、傾斜軸のまわりにおいて、角度αだけ傾斜される。傾斜軸は図面の面に対して垂直である。図5aでは、傾斜角αは、臨界傾斜角αcritを超えず、それは約50°である。図5aに示されるこの傾斜角αに対し、空気捕捉T,T′は端面16,16′において開口部17,17′に近接する。したがって、プランジャユニット(そのうち、ピストン7,7′のみが図5aおよび図5bに示される)を挿入することによって、空気捕捉T,T′は開口部17,17′を通って同時に排出され、空気捕捉のデッドボリュームを残さない。] 図5a 図5b 図5c 図6
[0079] 図5bにおいて、長手軸Aは、垂直軸Vから、傾斜方向Cに、臨界傾斜角αcritに等しい角度αだけ傾斜される。この傾斜角αに対し、第1のチャンバ5における流体Bの表面は、第1のチャンバ5の端面16と平行である。したがって、これは、空気捕捉Tが開口部17に近接し、したがって、プランジャユニット6を挿入することにより開口部17を介して排出され得る、最大傾斜角である。] 図5b
[0080] 最後に、図5cは、傾斜角αが臨界傾斜角αcritを超える状況を示す。この傾斜角αでは、第1のチャンバ5′の空気捕捉Tは、ピストン7がチャンバ5内に完全に挿入されるときに開口部17介して逃れ得るにすぎず、その先端面18は端面16に接触する。しかしながら、この位置では、流体B全体は既に開口部17を介して排出されている。] 図5c
[0081] 上に開示される具体的な実施例は、捕捉手段およびカウンタ捕捉手段、ならびにピストン先端およびチャンバの対応の表面を、上記のそれぞれの利点とならんで呈示する。しかしながら、双方の局面は互いからは独立しており、それらの局面の一方を省略しても他方の局面の機能および利点を損なわないことは明らかである。たとえば、この装置は捕捉手段およびカウンタ捕捉手段をこの発明に従って呈してもよいが、装置の長手軸に垂直な平面端面を有するチャンバを有してもよい。]
[0082] 図6は、分配装置1、接続アダプタ20、および2つの流体リザーバ21,21′を含むキット19を示す。簡略化のため、装置の一部のみを示す。接続アダプタ20は2つのダクト24,24′を含み、それらの各々は装置1の開口部17,17′の一方を対応の流体リザーバ21,21′と接続する。より明示的には、各ダクト24,24′の第1の端部は、対応の、装置に面する開口部32,32′に開口し、それは、装置1の対応の開口部17,17′に接続可能であるかまたは接続される。さらに、ダクト24,24′の対応の第1の端部に対向する、各ダクト24,24′の第2の端部は、対応の、リザーバに面する開口部33,33′に開口し、それは、対応の流体リザーバ21,21′に接続可能であるかまたは接続される。接続アダプタ20は、それにより、第1のチャンバ5および第2のチャンバ5′の同時充填を可能にする。] 図6
[0083] この発明の方法に従うと、特に、プランジャユニット6を本体2から後退させることによって、ピストン7,7′をそれぞれのチャンバ5,5′から後退させる。後退中、まず開口部17,17′および/または接続アダプタ20に含まれた空気はチャンバ5,5′に入り、それは図5a〜図5cに示されるように空気捕捉に至る。プランジャユニット6の選択肢的な往復運動により、これらの空気捕捉は次々とチャンバ5,5′を出て、開口部17,17′およびダクト24,24′を通って、リザーバ21,21′に入り得る。] 図5a 図5b 図5c
[0084] 流体リザーバ21,21′およびアダプタ20が周囲環境から封止されると、この後退は圧力不足により誘導される力に抗して行なわれなければならない。後退は、少なくとも歯12および本体2の後面9が図2に示されるロッキング位置Lに入るまで行なわれる。このロッキング位置Lでは、プランジャユニット6は、圧力不足によっては本体2に引き戻され得ない。] 図2
[0085] 好ましくは、プランジャユニット6は、ついで、図3に示されるように、第1の停止面27および第2の停止面28が接触するまで、本体2からさらに後退させられる。したがって、過剰な流体B,B′が一時的にチャンバ5,5′に挿入され、それにより、確実に、装置1の開口部17,17′および接続アダプタ20のダクト24,24′は完全にそれぞれの流体B,B′で溢れる。このさらなる後退中にプランジャユニット6によって覆われる距離は、第1の停止面27および第2の停止面28の構成によって予め規定される。] 図3
[0086] 好ましい実施例に従うと、第1の停止面27および第2の停止面28の構成は、チャンバ5,5′に一時的に挿入される過剰な量が約0.3mlであるようになされる。この値は、一方では開口部17,17′およびダクト24,24′が完全にそれぞれの流体B,B′で溢れ、他方では周囲の空気が考えられ得る漏れを介してシステム内に入り得るような程度に圧力不足が増大されないことを保証する、有利な妥協点として示された。]
[0087] 次のステップでは、プランジャユニット6は再び解放され、チャンバ5,5′における圧力不足のため、ロッキング位置に戻される。]
[0088] その後、開口部17,17′のそれぞれの流体リザーバ21,21′からの接続解除が、接続アダプタ20を開口部17,17′から除去することにより行なわれる。流体リザーバ21,21′における残りの圧力不足のため、接続アダプタ20のダクト24,24′内の流体B,B′はそれぞれの流体リザーバ21,21′内に吸引されることになる。したがって、流体B,B′は、接続解除処理中または接続解除処理後において、接続アダプタ20から滴下し得ない。これにより、流体B,B′の混合、およびおそらくは開口部17,17′の詰まりに至る可能性のある流体B,B′の硬化が防がれる。]
[0089] 次のステップでは(図示せず)、保持アーム13に力をかけることにより、保持アーム13の先端14を保持面15の後ろに押す。この動作は一本の指で行なわれてもよく、それは処理を単純化する。こうして、係合位置Eが得られ、そこにおいては、ロッキング位置は不能化され、プランジャユニット6は、上において図2〜図4に関連して記載されたように、再び双方向において可動である。力が取り除かれても、係合位置は維持され、ロッキング位置へ戻ることはやはり妨げられる。このとき以降、圧力不足はもはやチャンバ5,5′内には存在せず、ピストン7,7′は意図せずしてチャンバ5,5′内には引き戻され得ない。] 図2 図3 図4
[0090] 次の(選択肢的)ステップでは、上において図5aおよび図5bに関連して記載されたように、チャンバ5,5′内に依然として含まれるかもしれない考えられ得る空気捕捉が排出される。] 図5a 図5b
[0091] さらなる(選択肢的)ステップでは、混合アセンブリ22および噴霧アセンブリ23が開口部17,17′に接続される。しかしながら、開口部17,17′が既にマルチプル接続アダプタ20から接続解除され、混合アセンブリ22および噴霧アセンブリ23が開口部17,17′に接続されてから、係合解除位置が得られる、つまり保持アーム13に力をかけることにより保持アーム13の先端14を保持面15の後ろに押すことも考えられ得る。]
[0092] 最後に、少なくとも部分的にピストン7,7′をチャンバ5,5′に挿入することにより、流体を、図7に示されるように、開口部17,17′ならびに(選択肢的に)混合アセンブリ22および噴霧アセンブリ23を介して排出する。] 図7
[0093] 図8〜図14は、この発明に従う第2の分配装置1、接続アダプタ20、および2つの流体リザーバ21,21′を含む第2のキットを示す。参照番号は、図1〜図7に示される第1の実施例に対して用いられる参照番号に対応する。] 図1 図10 図10A 図11 図12 図12A 図13 図13A 図14 図2
[0094] 第1の実施例と対照して、図8に示される第2の実施例のチャンバ5,5′は同一の断面を有する。さらに、チャンバ5,5′の断面は、それぞれの開口部17,17′の方向に低減されず、チャンバ5,5′の端面16,16′およびピストン7,7′の先端面18,18′は装置の長手軸Aに対して垂直である。さらに、分配装置1は、プランジャユニットの移動が装置の前端から後端への方向において制限されるように構成される停止手段を含まない、つまり、図1〜図7に示される実施例に対する場合とは違い、プランジャユニット6は第1の停止面を含まず、チャンバ5,5′のいずれも、第2の停止面を含まない。開口部17,17′は円錐形である。] 図1 図2 図3 図4 図5a 図5b 図5c 図6 図7 図8
[0095] 接続アダプタ20は2つのダクト24,24′を含み、それらの各々は装置1の開口部17,17′の一方を流体リザーバ21,21′のそれぞれのコネクタ35,35′と接続する。より明示的には、各ダクト24,24′の第1の端部は、それぞれの、装置に面する開口部32,32′に開口し、それは、装置1の対応の開口部17,17′に接続される。さらに、ダクト24,24′のそれぞれの第1の端部に対向する各ダクト24,24′の第2の端部は、それぞれの、リザーバに面する開口部33,33′に開口し、それは、それぞれの流体リザーバ21,21′に接続される。接続アダプタ20は、それにより、第1のチャンバ5および第2のチャンバ5′の同時充填を可能にする。]
[0096] 接続アダプタ20のより詳細な図を図9に示す。それは、ディスク形状の本体34を含む。本体34の側部の一方には、装置に面する2つの開口部32,32′が、分配装置のそれぞれの開口部との接続のために配置される。本体34の、対向する側部には、リザーバに面する2つの開口部33,33′が2つのそれぞれのリザーバコネクタ35,35′との接続のために配置される。円錐形の、装置に面する開口部32、およびリザーバに面する開口部33は、ダクト24によって接続され、円錐形の、装置に面する開口部32′、およびリザーバに面する開口部33′は、ダクト24′によって接続される。リザーバに面する開口部33は雌Luerロックコネクタとして設計され、リザーバに面する開口部33′は雄Luerロックコネクタとして設計される。] 図9
[0097] 図10〜図14は、2つの液体成分の充填、調整および排出を示す。図10は、分配装置1が接続アダプタ20の一方側に接続され、2つのリザーバ21,21′が接続アダプタ20の他方側に接続される、元の位置を示す。両方のリザーバ21,21′が充填され、元の位置においては、ピストン7,7′はチャンバ5,5′に完全に挿入される。保持アーム13は、図10Aにより詳細に示されるように、同時の解放位置Rおよび係合解除位置Dにある。] 図10 図10A 図11 図12 図12A 図13 図13A 図14
[0098] 図11に示される状態では、プランジャ7,7′は、液体がリザーバ21,21′から分配装置1のそれぞれのチャンバ5,5′に吸引されるように後退させられている。保持アーム13はロッキング位置Lを得ている。] 図11
[0099] チャンバ5,5′に含まれる液体の量を調整するため、ピストン7,7′を、図12および図12Aに示される位置が得られるまで、チャンバ5,5′に再挿入する。この位置において、歯12は分配装置1の後面12に接し、したがって、ピストン7,7′のチャンバ5,5′へのさらなる挿入を防ぐ。図12から明らかなように、空気および液体の一部はそれぞれのリザーバ21,21′に再導入されており、チャンバ5,5′は液体で完全に満たされ、空気捕捉を含まない。] 図12 図12A
[0100] 図13に示されるように、排出前に、2つのリザーバ21,21′および接続アダプタ20は分配装置1から除去され、混合アセンブリ22が開口部17,17′に接続される。混合アセンブリ22は2つのミキサ入口36,36′を含み、その円錐性は開口部17,17′のそれに適合される。内方向に径方向の力を保持アーム13にかけることにより、図13Aに示されるように、保持アーム13の先端14は保持面15の後ろで留まる。かくして、保持アーム13は、同時の係合位置Eおよび解放位置Rを得る。この位置では、ピストン7,7′はさらにチャンバ5,5′に挿入され得、液体は排出される(図14参照)。] 図13 図13A 図14
权利要求:

請求項1
分配装置(1)、好ましくは複数チャンバ分配装置、より好ましくは2チャンバ分配装置であって、−流体(B,B′)を受けるための少なくとも1つのチャンバ(5,5′)と、−少なくとも1つのピストン(7,7′)を含むプランジャユニット(6)とを含み、各ピストン(7,7′)は前記チャンバ(5,5′)の1つにおいて摺動するように構成され、前記分配装置(1)はさらに、−ロッキング手段およびカウンタロッキング手段を含み、前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段は、前記プランジャユニット(6)の一方向または双方向における移動が実質的に妨げられるロッキング位置(L)にされ得、前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段が前記ロッキング位置(L)にされ得ない係合位置(E)にされ得る捕捉手段およびカウンタ捕捉手段により特徴付けられる、分配装置。
請求項2
前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段は、前記プランジャユニット(6)の移動が双方向において可能な解放位置(R)にされ得ることにより特徴付けられる、請求項1に記載の装置(1)。
請求項3
前記捕捉手段および前記カウンタ捕捉手段は、前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段が前記ロッキング位置(L)にされ得る係合解除位置(D)にされ得ることにより特徴付けられる、請求項1から2のいずれかに記載の装置(1)。
請求項4
−前記装置は前端(5)および後端(4)を有し、それらの間に前記少なくとも1つのチャンバ(5,5′)が延在し、−前記ロッキング位置(L)において、前記後端(4)から前記前端(5)への方向における前記プランジャユニット(6)の移動が実質的に妨げられることにより特徴付けられる、請求項1から3のいずれかに記載の装置(1)。
請求項5
−前記捕捉手段および前記カウンタ捕捉手段が前記係合解除位置(D)にあり、前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段が前記解放位置(R)にあるとき、前記ロッキング手段および/または前記カウンタロッキング手段は張力をかけられた支持要素によって、特に径方向に、弾性的に支持され、−前記捕捉手段および前記カウンタ捕捉手段が前記係合解除位置(D)にあり、前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段が前記ロッキング位置(L)にあるとき、前記支持要素は、より少なく張力をかけられることにより特徴付けられる、請求項4に記載の装置(1)。
請求項6
停止手段によって特徴付けられ、前記停止手段の構成は、−前記プランジャユニット(6)の移動が前記装置(1)の前記前端(3)から前記後端(4)への方向において制限され、−前記ロッキング手段および前記カウンタロッキング手段が前記ロッキング位置(L)にあるとき、前記プランジャユニット(6)は、前記前端(3)から前記後端(4)への前記方向において、予め規定された距離だけ可動であるように構成される、請求項1から5のいずれかに記載の装置(1)。
請求項7
前記ロッキング手段は、少なくとも1つの径方向突起(12)、特に少なくとも1つの径方向に延在する歯を含むことにより特徴付けられる、請求項1から6のいずれかに記載の装置(1)。
請求項8
前記プランジャユニット(6)は前記捕捉手段および前記カウンタ捕捉手段を含むことにより特徴付けられる、請求項1から7のいずれかに記載の装置(1)。
請求項9
前記プランジャユニット(6)は、−前記捕捉手段を形成する先端(14)を含む少なくとも1つの保持アーム(13)と、−前記カウンタ捕捉手段を形成する保持面(15)とを含むことにより特徴付けられる、請求項8に記載の装置(1)。
請求項10
前記保持アーム(13)は前記支持要素を形成することにより特徴付けられる、請求項9に記載の装置(1)。
請求項11
前記プランジャユニット(6)、特に前記保持アーム(13)は、前記ロッキング手段を含むことにより特徴付けられる、請求項1から10のいずれかに記載の装置(1)。
請求項12
複数チャンバ分配装置(1)、特に請求項1から11のいずれかに記載の分配装置(1)であって、−流体(B,B′)を受けるための少なくとも2つのチャンバ(5)と、−少なくとも2つのピストン(7)を含むプランジャユニット(6)とを含み、各ピストン(7)は前記チャンバ(5)の1つにおいて摺動するように構成され、−各チャンバ(5,5′)は開口部(17,17′)を有する端面(16,16′)を有し、−前記チャンバ(5,5′)の少なくとも1つの設計は、○その断面がそれぞれの開口部(17,17′)の方向において低減され、○前記装置(1)が、傾斜方向(C)において、臨界傾斜角(αcrit)を超えない傾斜角(α)だけ傾斜されたとき、すべてのチャンバ(5,5′)は本質的にデッドボリュームを有さないように、設計され、−前記開口部(17,17′)は互いと近接するように構成され、少なくとも1つのピストン(7,7′)の先端面(18,18′)は、それぞれのチャンバ(5,5′)の前記端面(16,16′)と本質的に相補的であることにより特徴付けられる、複数チャンバ分配装置(1)。
請求項13
少なくとも1つの面(16,16′)、特にすべての端面(16,16′)は、本質的に平面であり、前記装置(1)の長手軸(A)に垂直な面に関してある角度だけ傾斜されることにより特徴付けられる、請求項12に記載の装置(1)。
請求項14
請求項1から13のいずれかに記載の装置(1)、および−前記チャンバ(5,5′)の各々の開口部(17,17′)をそれぞれの流体リザーバ(21)に、同時に、直接的または間接的に接続するためのマルチプル接続アダプタ(20)、特にダブル接続アダプタと、−前記チャンバ(5,5′)から排出されるべき流体(B,B′)を混合するための混合アセンブリ(22)と、−前記チャンバ(5,5′)から排出されるべき流体(B,B′)を噴霧するための噴霧アセンブリ(23)とのうちの少なくとも1つの構成要素を含むキット(19)。
請求項15
請求項3から13のいずれかに記載の装置(1)または請求項14に記載のキット(19)を動作させる方法であって、i)少なくとも1つの流体リザーバ(21,21′)を設けるステップを含み、前記流体リザーバ(21,21′)の少なくとも1つは流体(B,B′)を含み、前記方法はさらに、ii)前記装置(1)の各チャンバ(5,5′)の開口部(17,17′)を、それぞれの流体リザーバ(21,21′)と、特にマルチプル接続アダプタ(20)によって、直接的または間接的に接続するステップと、iii)前記装置(1)の前記ピストンまたは複数のピストン(7,7′)を前記チャンバまたは複数のチャンバ(5,5′)から少なくとも部分的に後退させるステップと、iv)前記ロッキング手段および前記カウンタロッキングに前記ロッキング位置(L)を得させるステップと、v)前記開口部(17,17′)を前記それぞれの流体リザーバ(21,21′)から接続解除するステップと、vi)前記捕捉手段および前記カウンタ捕捉手段を、特に片手の動作で、前記係合解除位置(D)にするステップと、vii)前記ピストン(7,7′)を前記チャンバ(5,5′)に少なくとも部分的に挿入し、それによって、前記流体(B,B′)を、特に混合アセンブリ(22)および/または噴霧アセンブリ(23)を介して排出するステップとを含む、方法。
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